就活コラムJob hunting column では成長するためにはどのように考えれば良いのでしょうか?お勧めの考え方があります。教育に関する格言で「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」というものがあります。これを学生側の観点で表現すればこうなるでしょう。「魚をもらうだけでなく、魚の釣り方を学べ」。06魚をもらうだけでなく、魚の釣り方を学べ「内定の取り方を学ぶ」だけでなく「物事の考え方」を学べ。就職活動の合否は、あなたの「世界観」で決まるなぜ電話をするのか?「難しから無理」という方へまとめ今日学んだことは下記のとおりです。●就活の合否はスタート時点で、ほぼ決まっている●お勧めの世界観「就活は成長のチャンス」●魚をもらうだけでなく、魚の釣り方を学べ●「内定の取り方を学ぶ」だけでなく「物事の考え方」を学べ。●「電話に注意」より「行動には意図が隠されている」の方が人生で役立つ●知識を抽象化すれば知恵になる感じるからです。 解説します。「魚をもらう」ことは、空腹に対する表面的で短期的な課題解決です。一方、「魚の釣り方を学ぶ」ことは本質的であり、長期的な問題解決と言えるでしょう。当然、後者の方が合理的です。 これを就活に当てはめると以下のようになります。 前者は就活でのみ役立ちますが、後者は人生で役立つ。そんなふうに考えることができます。 では先ほどの考え方で次の例題を解いてみてください。 ES書類選考通過の連絡や1次面接通過の連絡はメールで来ることが多いものです。ところが、ある企業では2次面接通過の連絡(次は最終面接)を電話でしていました。なぜでしょうか。 答は、学生の電話の反応から内定辞退の可能性を推測しているのです。つまり、学生が喜んだなら内定辞退しないだろうと推測します。一方で面倒くさそうに対応したなら、内定を辞退するのではと推測するわけです。 「内定の取り方」という観点で考えるならば、「企業は電話で内定辞退を推測している。だから電話に注意せよ」となります。一方で「物事の考え方を学ぶ」(就活で成長)という観点で考えるならば、「組織や人の行動には意図が隠されている」となるでしょう。知識を抽象化すれば知恵になるとも言えます。 「電話に注意」より「行動には意図が隠されている」という理解の方が、人生で役立ちます。人事担当者がどちらに魅力を感じるかは言うまでもありません。圧倒的に後者を高く評価します。 「確かに福島さんの言う通りだ。でも難しくて、そんなふうに考えることができません」。 ご安心ください。今わからなくても大丈夫です。学生には2種類のタイプが存在します。難しいから放棄することが習慣になっている人。一方で、難しいけど挑戦する人もいます。人事はもちろん後者に魅力を感じます。今理解できなくても大丈夫です。ですが、難しいけど考え続けることを習慣にしてください。今はそれで大丈夫です。 以上が今日のポイントでした。皆さんの就活の成功を祈っております。column
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